WITH YOU	2007　日本 約90分(予告編は7分) ドキュメンタリー デジタル/パナソニックDVX100

カリスマ経営コンサルタント、神田昌典氏の新たな挑戦は、自身の著書「成功者の告白」のミュージカル化。 神田氏が掲げる「ビジネスとアートの融合」の実践的プロジェクトである本作品は、ミュージカル製作の現場から、マーケティングやマネジメント等、仕事のヒントがぎっしり詰まった作りになっている。

Production Note

日本初の「ビジネス・ミュージカル」!! 「WITH YOU」は、カリスマ経営コンサルタント、神田昌典氏が総合プロデューサーとなって2006年10月上旬に約1週間に渡って講演されたミュージカルです。 このミュージカルの凄い所は二点ほどあると思います。 まずは経営者であり経営コンサルタントである神田昌典さんがプロデュースしたという点。 ビジネスマンがミュージカルを製作するなんて、個人的には最高にヒップだと思います。 もう一点が、 この作品が「ビジネス・ミュージカル」と言う、新しいジャンルのミュージカルであるという点。 リストラされた男性が一念発起して起業し、様々な戦略と戦術でライバルと闘いながらも成功に向かっていくものの、うまく行けば行くほど家庭がおかしな事になっていく、、、というストーリーで、ご覧いただければとても分かりますが、起業、セールス、マネージメント、マーケティングなど、神田さんの10年間のビジネス・ノウハウがぎっしりと詰まっているんです。 こんなミュージカル見た事ない!! 神田さんもおっしゃっていますが、本を読むのと違って、視覚と聴覚を使ってストーリーを追いながら「体感」するので、こう言ったビジネス概念を体で覚える事が出来るんですね。 僕も自然と「導入→成長→成熟→衰退」というビジネスの「Sカーブ」なんかを歌いながら覚えてしまいました(笑)。 こう言った事をチャレンジして成し遂げてしまう神田さんはサイコーにカッコいいなーと思いました。 神田さんは非常に優秀なビジネスマンであるけれど、同時にとてもクリエイティブで、こんなに左脳と右脳のバランスが取れている人は見た事がありません。 凄いです。 Nさんの演出に次世代のリーダーシップを見た!! このプロジェクトのドキュメンタリーを撮影している時も学びがたくさんありました。 一点は演出家のNさんの次世代型マネジメント。 Nさんはとっても飄々とした感じの方で、決して怒ったり怒鳴ったりしない。 強烈なリーダーシップを発揮する人ではなく、昔ながらの独裁者型リーダーとは真逆にいる方。 つねにオープンで自ら笑いを取り、明るい雰囲気を自然に作る天才でした。 役者さんたちを「プロフェッショナルな大人」として扱い、100%の信頼を持ってコミュニケーションするので、何も言わずとも役者さんたちは素晴 らしいパフォーマンスを披露してくれる。 Nさんが演出する現場はとっても居心地が良く、笑いが絶えないイヤシロチなので、誰もが現場に早く来たがり、なかなか帰らないんですよね。 僕が今後、リーダーとして目指すべきはこのような方だなぁと、大変勉強になりました。 役への取り組み方が役者さんによって大きく違う それから、 役者さんの役への取り組み方についても勉強になりました。 ある役者さんのように、とにかくビシッと台詞・歌・踊りを完璧に覚えて、100%準備してくる人もいれば、中には稽古中は台詞をほとんど覚えてこ なくて、その時々の感覚でこなす人もいる。 その方に話を聞いてみると、自然の流れに身を任せて、役が降りて来るのを待っているとおっしゃってました。 そのベテランの方も昔は一生懸命自分をギリギリまで追い込んで、、、というやり方をしていたけれど、いつしか演技を楽しめなくなったそうなんです。 当然、掛け合いの台詞のある相手役の方はやりにくいから、おそらくこの人のやり方は賛否両論あるんだろうけれど、僕は「こういう考えもあるんだー」と、とても参考になりました。 実際、この方の本番でのパフォーマンスは抜群で、大変印象に残る演技をされていました。 お世話になった(株)アークのK社長 今だから言えるけど、このお仕事をいただいた2006年春当時、日本に帰国した直後だった僕は、神田昌典さんの事をつゆぞ知らなかった(笑)。 後から以前に読んだ「フォト・リーディング」を日本に紹介した人だという事は分かったけれど、全く印象に残ってなかった。。。 そんな神田さんとのお仕事を紹介いただいたのは、(株)アークのK社長。 Kさんとは帰国直後にミクシーを通して知り合い、今では僕の最大・良・愛のクライアントである(株)船井メディアさんを紹介していただき、このドキュメンタリー製作もスタッフの一員に加えていただいた。 見ず知らずの僕を拾ってくれ、いまの僕の存在を導いてくれたのは何と言ってもKさんの寛大さだと思います。 僕はすぐに独立してしまったけれど、お金が全くなかった最初の頃は機材を貸していただいたり、困った時にオフィスを使わせていただいたり、はたまた日本の商習慣の分からなかった僕の相談に乗っていただいたり、、、大変お世話になりました。 このお仕事を通して(株)アークの皆様にも本当にお世話になり、とてつもなく勉強させていただいきました。 いまでは一緒にお仕事をさせていただく機会はなくなってしまったけれど、いつか何らかの形で恩返したいと思っています。 関係者の皆様、 本当にありがとうございました! 文・TOMO 2007/12/29

スタッフ: プロデューサー:神田昌典 総合演出: 小松和徳 製作・編集: 有田徹二(株式会社アーク) 製作:木村基(株式会社アーク) 演出・撮影: TOMO 出演:　津田英佑、金谷ヒデユキ、竹田えり、永井寛孝、マイケル・ネイシュタット、小松和徳、神田昌典

<< 戻る